シソ(紫蘇)
後漢の末期、カニの食中毒で死にかけた若者に、名医華佗が薬草で紫の薬を作って飲ませたら回復(蘇った)したので「紫蘇」と呼ばれるようになったとか。
日本にはかなり古くから伝わっていたようで、日本最古のハーブの一つと言われています。
シソには「青シソ」と「赤シソ」の2種類があり、成分はよく似ていますが、
・青シソの方が栄養価が高い
・赤シソの方が薬効が高い
・・・だそうです。
シソの効果・効能
青シソ(青紫蘇)の葉は野菜としては「大葉(おおば)」とも呼ばれ、独特の香りのなかのぺリラルデヒドという成分は食欲増進をさせる働きのほかに防腐作用がありますので、刺身の生魚のにおい消しや中毒を防ぐ為によく使用されています。
青シソ(大葉)は、漢方でも精神安定剤などの薬用に使用されていましたが、貧血、吹き出もの、食欲増進、整腸などにも効果が期待できると言われています。
また、シソの葉にはロズマリン酸、葉と実にはルテオリン(フラボノイド・酵素)という成分が含まれていて、アレルギーやアトピー、花粉症などに効果があると言われています。
ほかにビタミン、鉄分、カロチン、カルシウムがとても豊富に含まれていますのでアンチエイジング効果や、血圧を安定させる効果、糖質を吸収しにくくするダイエット効果などがあると言われています。