生アロエで便秘対策
アロエは、別名「医者いらず」とよばれ、便秘、消化不良、慢性胃炎、火傷などに効果があるとされ、古くから薬用植物として重宝されてきました。
キダチアロエとアロエベラとありますが、古くから日本で利用されてきたのはキダチアロエです。
家で栽培する場合はキダチアロエが育てやすいです。
アロエベラは葉皮の部分にアロインやアロエシンなどのたくさんの薬効成分が含まれているため、薬事法による規制の対象となっています。
なので、自宅で食べる場合もアロエベラは葉皮を取り除いてください。
生で食べるなら、アロエベラの方が苦みが少ないので食べやすいです。
キダチアロエの場合は、皮をむけば食べやすくなります。
どちらのアロエも生で食べて良いのですが、トゲは必ず取り除きます。
アロエが便秘に良い理由
アロエには、緩下作用(かんげさよう)と瀉下作用(しゃかさよう)があります。
緩下(かんげ)とは、おだやかに腸を刺激して、時間をかけて大便を排出させる作用のことです。
瀉下(しゃか)とは、強制的に大便を排出させる作用です。即効性のある下剤のイメージです。
便秘の時にアロエを食べると良いのですが、瀉下作用もあり下痢になることもありますので、少量ずつ、様子を見ながら食べてください。
アロエを便秘のときに食べるには
アロエを便秘のために摂る時は、生食が良く、
アロエベラはよく洗って、葉皮とトゲを取り除きゲル(ゼリー)を使用します。
- ゲルをそのまま食べる
- ゲルに水・氷を加えてミキサーにかけてジュースにして飲む
飲みにくい時は牛乳やハチミツ、果物を混ぜてもOK
キダチアロエはよく洗ってトゲを除く。
そのまま食べれますが、苦くて食べれない場合は葉皮を取り除きゲル(ゼリー)の部分を使用します。
葉皮付きの方が薬効成分があります。
- 葉皮付きのまま、またはゲルをそのまま食べる
- 葉皮付きのゲルのまま、またはゲルだけを水・氷を加え、ミキサーにかけてジュースにして飲む
飲みにくい時は、牛乳やハチミツ、果物を混ぜてもOK - すりおろす
そのまま食べるのが苦手な人は、ヨーグルトに入れたり、はちみつをかけたりすると、食べやすくなります。
アロエを食べる際の注意
アロエに含まれる【アロイン】には子宮を収縮させる成分が含まれますので妊娠中・授乳中の方や月経時には使用しないでください。
体質によっては、合わないこともあるようなので、アロエの生食には気をつけてください。
また、腸の病気の方、痔、小児は使用しないでください。
長期間多量に摂取することにも注意が必要です